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中国水事情
このお盆に初めて上海に行った。
上海を上空からみた光景は、
広大な平原に 40 階立ぐらいの巨大ビル群が立錐の余地が無い程林立していた。
新宿の高層ビルが延々と建ち並んでいるかのようだ。
まさに巨大な都市だった。
上海でわかったことは、平均物価(食中心)は、
日本の 1/7 であること(為替レートと同じ)。
時間給、大学新卒給与もそんな比率である。
上海で足マッサージのお店(観光客向けでなく地元住民向け)に入ったが
1 時間で 20 元(280 円)でとても満足できるサービスだった。
働いている人の給与は時間給 10 元程度ということになる。
庶民的な中国料理の定食は 200 円以内ですむ。
コンビニでペットボトルのポカリスウェットは 63 円だった。
安い飲料水は 2L で 21円 だ。
あちこちの店先に 5L 程の飲料水ペットボトルが山積みになっていたことから
各家庭で備蓄していると思われる。
我々も旅行中、常に(ホテル内であっても)ペットボトルの水を購入した。
空はスモッグで曇りがちである。
一日青空の日があったが上海では珍しいとのことだった。
以前、中国マネーが北海道の水資源の豊富な土地を大規模に買収している、
という話を耳にして「まさかそのようなこと」と人ごとに思っていたが
上海の水事情を目の当たりにして俄にその話が現実味を帯びてきた。
水は空気と同様、再生しにくい地球資源である。 日本の青い空やきれいな水が、大変貴重なものであることを再認識した。
もし日本は住みにくいなんて思っている(不満たらたらな)人がいれば、
ぜひ中国に滞在することをお勧めする。
日本に戻ってくると日本のありがたさがしみじみと判るはずだ。