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GIDEON STAFF BLOG

代替エネルギー発電の効率

電力不足をおぎなうため 原子力に代わるエネルギー供給をどうするかにわかな議論になってきている。
休日、庭作業しているとふっと疑問がわいてきた。 この地球のエネルギーはどのように供給されてきたのか。 自然が作り出したものを上回るエネルギーは存在するのか。

化石エネルギーを電気エネルギーに変換するのは効率が良かった。
原子力はもとになる原料単位のエネルギー変換効率は現状の技術では、 化石エネルギーに比べれば遥かに優れている。
それにしても、元は自然界の存在しているものを、 消費して人工的にエネルギーをつくりだしたものであるので、 自然を消費することしか考えていない。 しかもエネルギー消費の陰で大量の環境破壊を引き起こす物質を拡散してきた。

地球は、植物の繁栄で海が豊かになり、 動植物がバランスをとりながら、再生しながら生命をつないできた。 つまり、一方的に消費する関係ではバランスは保てない。
農薬は一時的には人間の単位労力あたりの収穫を増やすのには役立ってきた。 しかし、農薬の使用による環境破壊は結果として、 人間の健康を害することで代償を払うことになった。 資源界の再生能力が低下することで、 生活に必須な水にすら高いコストをかけて入手することになった。 長年海を観察してきた経験でも 自然の母体である海が弱っていることをに気づいていた。
植物による生命再生力にまさる効率よい資源再生はあり得ないとの信念を 強く抱くようになった。
植物の光合成の効率はあまり良くないのだが、 植物は光合成以外に自然界の環境蘇生に役立っている。
微生物の繁殖、動物との共生による自然の再生に重要な存在である。 なんといってもおいしいお水は植物のおかげである。

代替エネルギーによる発電の効率は悪くてもしかたがない気がする。 自然消費のエネルギー発電は 結果的にはそれ以上のエネルギー効率を悪くすることになることを 今回経験したような気がした。

事例:我が社のクラウドへの道(2)

とにかくトライしてみよう! やってみることに意味がある。

クラウド(VPS)にシフトすることで、

  • 停電時でもサービスに支障をきたすことなく運用できる。
  • サーバ機などのハードウェアの管理が不要になる。
これらのメリットが得られる。 しかし、メリットがあれば当然デメリットがある。
最も重要なものの一つは、
  • 社外からのアクセスに対して、どうやってセキュリティを確保するのか?
これについては、
  • クラウド上のサーバにはVPNでしかアクセスできないようにする
  • 別のネットワーク上に専用のサーバを設置して、門番役にする
これらを実施することで十分な強度が得られ、 任意のアクセスポイントから安心してリモートアクセスができると判断した。
十分効果はあるはず。 これまでに各社のクラウドサービスは評価済みなので実現可能だ。 決断すれば、あとはひとつひとつ実行するのみ。

【課題1】データバックアップ
  • 3月15日(火) - 16日(水)
  • まずは社内の重要なデータをバックアップ。
    クライアントPCのVMイメージ作成とそのバックアップをとり、 非常時に持ち出せるよう準備。

【課題2】プライベートクラウド上に主要サーバを構築
  • 3月17日(木) - 18日(金)
  • クラウド環境へ移行するための、DNSの設定などの準備作業完了。

    [方針]
    • データセンタや社内のサーバルームで稼働している、 メールサーバ、ウェブサーバ、データ配信サーバなど 主要サーバをすべてクラウドに移行。
    • 主要サーバは 3 社のクラウドサービスに分散し多重化。
      ひとつのサーバがダウンした場合でも、 他のクラウドサービスにすぐに切り替えられるようにすることで、 業務に影響がでない環境を構築。

【課題3】リモートオフィスの実現
  • 3月19日(土) - 21日(月) 3連休
  • 実家の快諾を受け、大阪にてオフィス開設準備。 電源や回線もなんとかなりそうだ。
    次は、リモートオフィスや自宅待機に備え、開発環境を含めて 社内サーバをリモートからアクセス可能にすることが急務だ。

【課題4】社内サーバおよびクライアント環境のプライベートクラウド構築
  • 4月上旬
  • 夏場の計画停電実施を予測して、社内サーバ10台をすべて撤去。 クライアントPCはノートブックPCに切り替え、節電、停電に対応。
    社内環境をクラウドに移行するため、アクセス制御、 外部からのアクセス制御、外部へのサポートアクセス制御には、 十分な検討及び対策をおこなった。

【課題5】インターネット回線、電話回線の代替回線確保
  • 4月中旬
  • 光通信回線が切断された場合に備え、 別途携帯電話の FOMA網(7.2MBPS)など代替通信手段を確保。
    これによりオフィス以外でもメールの送受信ができ、 業務を行えるようにした。
    さらに電話の別回線切り替えやFAX転送ができる仕組みを導入。

  • 5月中旬
  • クラウドへの移行完了。

当初は停電対策や防災を目的として行なったことでしたが、 期待以上の効果がありました。

【効果1】
社内のサーバを撤去したことで、サーバ機の消費電力を減らせた。
停電時の非常用アクセスサーバもノートブックPCに切り替えることで、 新たにUPSを購入する必要がなくなった。 また、サーバルームの空調設備がいらなくなったことが、消費電力、 そして光熱費の大幅な削減につながった。これはうれしい誤算だ。

【効果2】
ハードウェアのメンテナンス、トラブルの心配から解放されると同時に、 機器への投資も必要なくなった。
運用管理に関わる労務費用も考慮すると、 かなりのコスト削減につながった。

【効果3】
開発・テスト、サポート接続サービス、社内のファイルサーバ、 クライアント PC を仮想イメージとして保存するストレージすべてを クラウド上で実現できた。
その結果、リモートサイトから作業ができるようになった。
さらには、複数社のクラウドサービスの特徴を活かした構成にしたことで、 計算処理能力、 ストレージ容量などリソースを自在に変更することが可能になった。

結果的に、場所を問わずリモートで業務ができる環境に 大きく近づくことになりました。
大阪オフィスの準備をしましたが、 全国で明日から拠点事務所を開設できるわけです。
「火事場の底力」と言いますが、大災害を目の当たりにして、 何かに追われるように、今できる最善の策を実行したように感じます。

皆様の会社でクラウドにご興味がありましたら、 [http://www.gideon.co.jp/products/gideon_cloud/index.html こちら] をご覧ください。
親身になってクラウド化のお手伝いをさせていただきます。

事例:我が社のクラウドへの道(1)

3.11の大災害から3ヶ月が過ぎました。 未だに懸念される余震、そして原発事故と、 あの日を境に世の中が一変したかのように感じます。

あの日から、我が社に起こったことをお話しましょう。
当日、横浜は震度5強の強い揺れがありましたが、 物が壊れるなどの被害は免れました。 しかし、我が社にとって本当の危機はこの後に待っていました。
計画停電です。

3月13日(日)
夕方のニュースで東電の計画停電発表を知りました。
さあどうする?
サーバがストップしたら、お客様へのサービスに支障をきたし、 迷惑をかけることになる!
3月14日(月)
そうだ、自家発電機という手がある。 早速通販サイトで購入しよう! と思ったらすべて売り切れ、在庫なし。

社員A
「社長、どうしましょう。 サーバ機だけでも動いていれば何とかなるんですが。 地方のお得意さんの所に間借りさせてもらえないでしょうか」
社長
「そうだな、無理を言って頼むしかないかな。 ○○工業ならシステム環境も整っているから、お願いできればすぐに 業務ができるぞ。
……しかし、いくら非常時とは言え、 突然別の会社のシステムがオフィスに入ってくるなんて、 やっぱりありえないだろうなぁ」

テレビでは福島原発が煙をあげている映像が流れていました。
工学系大学出身の社長は、 この時すでにこの影響が広範囲に及ぶことを覚悟していました。

社長
(停電がなくても本当に避難が必要になるかもしれない……。
大阪にある実家のビルの2階が空いている。 あそこを仮オフィスにするという手もあるか……。
でも運用サーバをすべて移設するのは時間もかかるしコストも大きい。
そうだ、自社でプライベートクラウドを構築すれば、 問題は解決するはずだ)

とにかくトライしてみよう! やってみることに意味がある。

ホタル

日産スタジアム付近、新横浜運動公園内にてホタルが鑑賞 できるという噂を聞き行ってきました。

予定していた日は、残念ながら夕方より大雨警報となり断念。
翌日、早めの夕飯にして午後七時半に出発!! 外に出るとまたもや・・・パラパラの雨。 「雨の中、ホタルは出てくれるのか?」と心配なところもありましたが 傘をさすほどでもないので決行! 徒歩で15分ほどで、新横浜運動公園テニスコート付近にたどり着きました。

燦々のライトのテニスコート辺りにはさすがにいないだろうと暗闇の奥へと 歩いて行きます。 小川を渡す橋を越えた辺りにチカチカ光るホタルが見えました。 発色は思った以上に白色の光です。 パラつく雨のせいか、ホタルは茂みの中です。

[firefly.jpg]

初めて見る私は、TVで見るようなグリーンの光でヒラヒラと舞い飛ぶ光景を 想像していたのですが、暗闇の中のクリスマスツリーの様な感じでした。
ホタルが小川を飛び出し、付近の芝生からも発光が!! 子どもたちがそれを丁寧に拾い集め、踏まれないようにと小川の葉に 乗せてあげました。その時に取った写真です。

[firefly2.jpg]

昨年も放流はされたそうですが、数匹しか観測できなかったと・・・。 横浜ホタルの会が今年3月にヘイケボタルの幼虫の放流をし、 今年はだいぶ確認が出来るというので一度ご鑑賞いただきたいですね。

被災者の安否連絡について

2011 年 3 月 11 日からの東北地方太平洋沖地震により、 被害を受けられました皆様には、心からお見舞い申し上げます。

横浜在住の私個人としても生家の地域が津波で壊滅的な被害を受け、 家族の安否確認に大変苦労いたしました。 生存維持期間1週間・・・しかし東北は3月、積雪を伴う雪が降り、 体温を奪う気温の低下などの悪条件が重なりました。 避難者名簿に名前が挙がり始めたのは、震災の3日目からでした。 安否不明の一因は、散りじりに避難した家族同士が、 子ども、妻、親が避難したであろう場所へ更に移動を開始し、 避難所へ名簿を出さずに捜し歩いたことです。
避難方法は幾度となく防災訓練を行っておりますが、 避難した後の事など誰しも想定していなかったことと思います。 被災者の安否を探す側として今回参考になりましたことを 皆様にお知らせしたいと思います。
避難後のことをご家族で今一度確認いただければ幸いと思います。

もし、災害にあったら。

  1. 避難をした場所の名簿に必ず氏名、年齢、住所を記入。
  2. (おおよそこれで生存の確認は取れます。)

  3. 避難所を移動する際は、⇒【○○避難所】へ移動と記入。
  4. 災害伝言ダイヤル 171-1-電話番号 で安否を録音。
  5. (安否の情報を広めることが出来ます。名前、避難場所など。)

  6. 災害伝言ダイヤル 171-2-電話番号 で録音内容を確認。
  7. 災害伝言板についてはアクセスが集中し非常に繋がりにくいですが、 アクセス状況が落ち着いたら必ず登録しましょう。

結局、私の被災地の家族は倒壊を免れた家族の家に避難をしていた為、 5 日ほど安否不明でした。
しかし、名簿を登録していないため10日経つ今でも名簿に載っておりません。 連絡が取れた今、各地で心配をしている友人、 知人の為にもまずは名簿を記入するよう伝えました。 通信状態の復旧があまりよくない為、 災害伝言ダイヤルについては全て私が代理で録音を行いました。
恐らくこれで、ご心配いただいた多くの方に 安心していただけたのではないかと思います。

初夕日

2011年元旦の夕暮れ時、房総半島最南端の館山ですばらしい夕日に出会えた。
海に沈む夕日をすっぽりと覆う傘のような雲によって、 空が鮮やかな橙色に染まっていた。深紅に輝く砂浜がまたすばらしい。

[IMG_8731.JPG]

お正月は初日出と相場が決まっているが、初夕日を拝むのもまた格別だ。
暗闇に消えゆくほんの一瞬の夕日に、大きな宇宙を感じるのはなぜだろう。
毎日夕日を楽しむ気持ちがあれば、すばらしい明日が訪れるに違いない。

htaccess で任意のファイルのみパスワードを要求しない

Web コンテンツを保護するために .htaccess ファイルを用いて Basic 認証などを実施する場合は多い。
通常 .htaccess はディレクトリ単位で有効になってしまうのだが、 あるディレクトリのアクセスを Basic 認証でアクセス制御したいが、 特定のファイルについては認証を要求しない設定を行いたい場合は Files ディレクティブとSatisfy ディレクティブで実現できる。

AuthType        Basic
AuthUserFile    認証用ファイル
AuthName        "Enter password"
Require         valid-user
<Files "認証要求しないファイル">
    Satisfy     Any
    Allow       from all
</Files>
	

Satisfy ディレクティブは Allow ディレクティブと Require ディレクティブがどちらも使われている場合の アクセスポリシーを制御する。
Any が指定された場合は AllowRequire のどちらかの条件を満たせばアクセスが許可されるので、 Files ディレクティブで指定したファイルに対しては Allow 指定が有効になり認証なしでアクセスが許可される。