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2011/03/23
被災者の安否連絡について
2011 年 3 月 11 日からの東北地方太平洋沖地震により、 被害を受けられました皆様には、心からお見舞い申し上げます。
横浜在住の私個人としても生家の地域が津波で壊滅的な被害を受け、
家族の安否確認に大変苦労いたしました。
生存維持期間1週間・・・しかし東北は3月、積雪を伴う雪が降り、
体温を奪う気温の低下などの悪条件が重なりました。
避難者名簿に名前が挙がり始めたのは、震災の3日目からでした。
安否不明の一因は、散りじりに避難した家族同士が、
子ども、妻、親が避難したであろう場所へ更に移動を開始し、
避難所へ名簿を出さずに捜し歩いたことです。
避難方法は幾度となく防災訓練を行っておりますが、
避難した後の事など誰しも想定していなかったことと思います。
被災者の安否を探す側として今回参考になりましたことを
皆様にお知らせしたいと思います。
避難後のことをご家族で今一度確認いただければ幸いと思います。
もし、災害にあったら。
- 避難をした場所の名簿に必ず氏名、年齢、住所を記入。 (おおよそこれで生存の確認は取れます。)
- 避難所を移動する際は、⇒【○○避難所】へ移動と記入。
- 災害伝言ダイヤル 171-1-電話番号 で安否を録音。 (安否の情報を広めることが出来ます。名前、避難場所など。)
- 災害伝言ダイヤル 171-2-電話番号 で録音内容を確認。
- 災害伝言板についてはアクセスが集中し非常に繋がりにくいですが、 アクセス状況が落ち着いたら必ず登録しましょう。
結局、私の被災地の家族は倒壊を免れた家族の家に避難をしていた為、
5 日ほど安否不明でした。
しかし、名簿を登録していないため10日経つ今でも名簿に載っておりません。
連絡が取れた今、各地で心配をしている友人、
知人の為にもまずは名簿を記入するよう伝えました。
通信状態の復旧があまりよくない為、
災害伝言ダイヤルについては全て私が代理で録音を行いました。
恐らくこれで、ご心配いただいた多くの方に
安心していただけたのではないかと思います。