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2009/05/21
					みちくさ
	この時期は、道ばたに咲く花々を眺めながら散歩するのがとても楽しい。
	ついつい花の咲いている道を探しては、
	未知な道を歩いている自分に気付くことがある。
	そうか、みちくさ=道草とはそんなことかなあと思う。
	道ばたに生えている、フキ、ヨモギ、ツクシ、ミョウガなどを見ては、
	ついつい食べ頃とその食感を想像してしまうのは食いしん坊の本性からだろう。
	子供の頃、学校から直接帰宅することは希で、
	何か面白そうなものを探してはいつもみちくさしたものだ。
	神社のザクロの実がなれば木に登って取って食べたりした。
	学校帰りのみちくさこそが毎日だった。
	歳を重ねてくると、
	松尾芭蕉の「奥の細道」は芭蕉が不思議な力「そぞろ神」に誘われ、
	ついついみちくさに出かけたくなったのではないかと思えるようになった。
	遠大な旅を味わう余裕のない自分にとっては、
	せめてものみちくさがプチ旅かもしれない。



















